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​なぞかけの作り方

 

 

 なぞかけをつくる場合のオーソドックスなつくり方は、次の通りです。

 お題に関する言葉をできるだけたくさん連想し、

  ・発音が別の言葉にならないか。・・・同音異義語を探す

  ・2つの意味を持っていないか。・・・多義語を探す

   を考えるだけです。

 

 ま、まずは具体的になぞかけをつくってみましょう。例えば、お題は「高校野球」

 

   ステップ1

 高校野球から連想される言葉をたくさん思いうかべます。

 甲子園、さわやか、ハンカチ王子、選手宣誓、丸刈り、ヘッドスライディングなど・・・

 

   ステップ2

 その中で

    A 発音が別の言葉にならないか。・・・同音異義語を探す

    B 2つの意味を持っていないか。・・・多義語を探す

 

    を一生懸命考えて、言葉を探します。

 

     A 「宣誓」という言葉の「センセイ」という読み方は「先生」と同じだと気づきます。

            すると次のようななぞかけがつくれます。

 

         (例)

       「高校野球」とかけて

       「学校」ととく、

        そのこころは

       「立派なセンセイも見られます。」

 

    B 高校野球にはヘッドスライディングが多く見られます。

          このヘッドスライディングの「頭から滑る」という言葉は

         「漫才が最初からウケない場合も使うな」と思いつきます。

         すると次のようななぞかけがつくれます。

 

        (例)

      「高校野球」とかけて

      「下手な漫才」ととく、

      そのこころは

      「けっこう頭から滑ります。」

 

   ステップ3

   時間がある場合は、さらにあと一ひねり、もっと面白くならないかを考えてみましょう。

    「ナルホド!あるある!なんとなくおかしい!」と思う内容にしたり、

     かかる言葉をさらに加えたりするのです。

 

    (例)

   「高校野球」とかけて

   「初恋」ととく、

    そのこころは

   「さわやかなセンセイから始まります。」

   (これは、かつてNHKの「ラジオなぞかけ問答」という番組で放送された作品です。)

 

    (例)

   「高校野球」とかけて

   「漫才」ととく、

    そのこころは

   「頭から滑っている時、けっこう派手に浮いてます。」

 

 以上、簡単に即興で、なぞかけをつくるつくり方を述べました。

 なぞかけをゼロからつくるには、この方法しかありません。

 言葉を連想して同音異義語か多義語を探す。これが王道です。

 

 

 最後に、人前でなぞかけを発表する時のマナーについて触れておきますね。

 

 (1)有名人以外の悪口は言わない。

 (2)人の不幸に関することを言わない。

 (3)あまりにも専門的な言葉は使わない。

 (4)あまりにも非常識な考え方は盛り込まない。

 (5)言葉を必ずかける。

    (悪い例)

    「汚職政治家」とかけて

    「北朝鮮」ととく、

     そのこころは

    「けしからん!」

  (これでは共通点を指摘しているだけです。)

 

 以上なぞかけのつくり方を述べました。マナーをきちんと守って、

 「ウナる」自分オリジナルのなぞかけをつくって発表し、周りを明るくしていきましょう。

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